うちの庭のかねちょろさん

うちの庭のかねちょろさん
しっぽが途中で切れてます

2011年4月17日日曜日

軽井沢句会兼葦の会長野支部総会

今回の震災は明治維新や太平洋戦争の敗戦と並ぶ、
日本人の意識が変わるターニングポイントとして、
後々まで語り継がれるだろう。
そんな時代の節目に居合わせている。

この未曾有の震災をどう受け止めるべきか。
誰もが答えを見いだすことが出来ず、
暗がりの中、手探りをしながら日々を過ごしている。

そんな中、葦の会長野支部の総会と句会があった。
投句5句。
「まだ震災と向き合うことができない」。
そんな声も少なくなかった。
しかしやはり、震災を詠んだ句も少なくない。
不在投句を含め85句。
うち10句はあったろうか。

選句は7句。
私が特選に選んだ句がすっと胸に落ちた。

 強さとはやさしさ桜蘖(ひこばえ)て

あれだけの地震とその後の災厄に打ち震える日々はまだ続く。
震災後すぐ被災地に降った雪を恨みつつも、
それでも、やはり暖かな春はめぐってくる。
今年も桜の芽が力強く吹いた。
そして、綺麗に咲く桜を愛でる気持ちは変わらない。
主宰若泉真樹先生の句だった。

「花見は自粛すべき」とは4選を果たした知事の発言。
確かに、いま、華美な宴は後ろめたい。
しかし、この後ろめたいという漠とした感情が、
ときに規範となり、私たちをがんじがらめにする。

そんなこと、言われずとも、そもそも馬鹿騒ぎなどしない。
つましくありながら、日々の小さな移ろいには正直にありたい。
それこそが日本人として、あるべき在り方ではないか。
そんな風に、胸に落ちた。

記録として、選ばれた自作句3句。

 願えども昨日と違う春の月
  添削→地震(ない)のあと昨日と違う春の月
 雨の日も晴れの日もまた猫の恋
  添削→残業や雨の日もまた猫の恋
 ふきのとう摘む妹は嫁に行き
  添削→かつて妹の摘みしふきのとうを摘む

0 件のコメント:

コメントを投稿